モデルナとメルクは、個別化mRNA新抗原療法(intismeran autogene / mRNA-4157/V940)とKeytruda(pembrolizumab)の併用療法について、第IIb相KEYNOTE-942試験の5年間フォローアップデータを発表しました。
今回の発表は、患者ごとの腫瘍情報を活用する個別化mRNA治療が、精密がん免疫療法における新たな治療アプローチとして前進する重要な一歩となっています。
注目ポイント
- 個別化mRNA技術による次世代がん免疫療法
- 長期データが示す持続的な臨床価値
- mRNA技術の応用領域拡大と精密医療への展開
- 複数がん種を対象とした開発パイプライン拡大
intismeran autogeneは、患者ごとの腫瘍変異情報を解析し、設計されたmRNAで新抗原(neoantigen)への免疫応答を誘導する治療法です。
KEYNOTE-942第IIb相試験では、Keytruda単独療法と比較して、intismeran autogeneとKeytrudaの併用療法で無再発生存期間(RFS)および遠隔転移無再発生存期間(DMFS)の改善が確認されました。
今回の進展は、mRNA技術が感染症領域だけでなく、患者ごとの腫瘍特性に基づく精密がん治療の開発にも応用されていることを示しています。
個別化がん免疫療法の開発では、科学的知見に加え、腫瘍解析、バイオマーカー研究、橋渡し研究、臨床開発、薬事などを横断して連携できる人材と開発体制の重要性が高まっています。
Greenstaff Life Sciencesは、創薬業界の進展を注視しながら、TR、CMC、BD領域をはじめとする専門人材ネットワークを活用し、革新的な創薬プロジェクトを人材と実行体制の両面から支えていきます。
ModernaおよびMerckの両チームに、心よりお祝い申し上げます。

